【母語習得、第二言語習得】
ことばの研究には「ヒトはどのようにことばを習得するのか」ということを研究する言語習得の研究があります。この言語習得の研究には、母語習得研究と第二言語習
得研究があります。
人間は生まれ育った環境で話されることばを話したり理解したりします。たとえば、日本語を話す環境で生まれ育った人は日本語を、英語を話す環境で生まれ育った人は英語を、それぞれ母語として話したり理解したりします。この母語を、ヒトはどのようにして理解したり話したりできるようになるのか、ということに関して様々な考え方があり議論されています。また、母語の発達はどのような過程をたどるのか、というようなことも研究されています。私は、このような「母語習得」を研究テーマとしています。主に日本語と英語を通して、母語を習得している子どもが、大人のもつ文法にどのように到達するのかということを研究しています。
研究テーマにあげた「第二言語習得」は、母語を習得したうえで新たに母語以外のことばを習得する場合を意味します。たとえば、日本語を母語とする人が英語を大人になって習得する場合などのことです。このような場合、ことばはどのように習得されるのか、母語習得と比べてどんな特徴があるのかというようなことが第二言語習得研究において議論されてきました。私はこのような「第二言語習得」も研究テーマとしています。日本語を母語とする人の英語の習得や英語を母語とする人の日本語の習得に特に興味があります。
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書名:外国語学習に成功する人、しない人
−第二言語習得論への招待−
著者:白井恭弘
出版社:岩波書店
第二言語習得研究においてどのようなことが研究され、どのようなことがわかってきたかがわかりやすく説明されている本です。その研究をふまえ、外国語の学習をどのようにしたらよいのかということが書かれています。説明にはわかりやすい例がたくさん使われていて、なるほどと思いながら読めると思います。 |