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顧 偉良

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教員氏名  顧 偉良(Gu Weiliang) 職名   教授
略歴 【学歴】
 上海外国語大学日本語学科卒業、日本大学大学院文学研究科国文学専攻修士課程修了、
 東海大学大学院日本文学研究科博士後期課程単位取得満期退学

【職歴】
 杭州大学外国語学部講師、弘前学院大学文学部講師、同准教授、同教授、
 現在、大学院文学研究科教授
学位  修士(文学)
担当する科目  中国語、地域文学研究、近代現代文学B、近代現代文学演習ⅠCD・ⅡCD、
 近・現代文学特講、卒業論文
専門分野  日本近代文学、日中比較文学
主な業績 【著書】 
1.「世界の日本研究2017」(共著、国際日本文化研究センター、2017)
2.「周作人研究通信 第1-5号合冊本」
 (共著、周作人研究会、2017年1月)
3.「君子之交:蕭乾、文潔若与式丸山昇往来書簡」
 (共著、文潔若編譯、上海人民出版社、2015年6月)
4.「東北近代文学事典」(共著、勉誠出版、2013)
5.「百年萧乾」(共著、内モンゴル大学出版社、2010)
6.「近代の夢と知性文学・思想の昭和10年前後」(共著、翰林書房、2000)

【論文】
1.日中文化人の書簡交流にみる周作人の芸術と思想
 (『世界の日本研究2017』、pp.222-243、2017年5月)
2.周作人研究の現在――『周作人年譜』日記改竄をめぐって――
 (『世界の日本研究2017』、pp.244-253、2017年5月)
3.周作人研究与历史文献的阐释――兼论《周作人年谱》中的日记篡改
 (『周作人研究通信』第5号、pp.1-15、2017年1月)
4.周作人「一通の手紙(一九四九)(下)(翻訳)解説「苦悩の相――周作人の孤独」」
 (『新しき村』2016年12月号、pp.15-20、2016年12月)
5.周作人「一通の手紙(一九四九)(上)(翻訳)」
 (『新しき村』2016年11月号、pp.18-23、2016年12月)
6.「周作人研究に関する二・三のこと――周作人年譜、日記改竄をめぐって」
 (『新しき村』2016年9月号、pp.9-14、2016年9月)
7.「時代を乗り越えた実篤・周作人の交流」
 (『新しき村』2016年5月号、pp.14-17、2016年5月)
8.「周作人旧居と縁のある人々」
 (『新しき村』2015年12月号、pp.4-7、2015年12月)
9.『万廷元年のフットボール』を読む―言語指向及び身体性をめぐって
 (弘学大語文第41号、pp.左1-16、2015年3月)
10.中国知識人の挫折と信念―蕭乾の思想及び軌跡をめぐって(前篇)
 (弘前学院大学文学部紀要第51号、pp.1-20、2015年3月)
11.中国知識人の挫折と信念―蕭乾の思想及び軌跡をめぐって
  “Despair and Faith of the Chinese Intellectual Over Thought Traces of Xiao Qian”
 (日本学術振興会学術研究基金助成、pp.1-73、2015年3月)
 〔基盤研究C、研究代表者、研究課題番号:24520404、平成24、25、26年度〕
12.心の交流が導いた「発見」
 (単著、読売新聞朝刊(全国版)文化欄、2015年3月31日)
13.周作人、隠れた人間像に光
 (単著、朝日新聞朝刊(全国版)文化・文芸欄「東アジアの窓」、平成27年4月2日)
  朝日新聞DIGITALに転載。
14.日本の著名人から手紙1400通 魯迅の弟、周作人とは
 (単著、朝日新聞国際報道デジタル、平成27年4月7日)
15.〈谷間の村〉における地獄の一季節 ―『飼育』を読む―
 (単著、弘学大語文第40号、2014)
16.わたしの生の証言(蕭乾著、解説・翻訳)
 (単著、弘前学院大学文学部紀要第50号、2014)
17.井上靖シルクロード詩集における言語指向 ―素朴的、始源的、直接的な指向をめぐって-
 (単著、『井上靖研究』第12号、2013)
18.近代中国の口語散文に与えた日本文学の影響 ―周作人の日本文学受容をめぐって-
 (単著、科研費基盤C報告書、2008~2010)

  その他、井上靖、郭沫若、周作人、大江健三郎等に関する研究多数

 現在、「中国知識人の挫折と信念-萧乾文学と思想軌跡をめぐって-」
 (科研費基盤C、2012~2014)を研究している。
その他
(学会社会活動、講演、受賞等)
日本の各界人士による周作人宛の書簡発見に関する関連報道
・周作人と武者小路実篤―新発見書簡から交情をたどる
 (聖教新聞文化欄(日刊)、単著、2015年6月3日)
・豊かな日中交流の時代―武者小路、谷崎、草野らから1400通
 (毎日新聞夕刊、2015年4月14日)
・日本の著名人から手紙1400通 魯迅の弟、周作人とは
 (朝日新聞国際報道DIGITAL、単著、2015年4月7日)
・周作人、隠れた人間像に光
 (朝日新聞朝刊(全国版)文化・文芸欄「東アジアの窓」、単著、2015年4月2日)
※朝日新聞国際報道DIGITALに転載。
・心の交流が導いた「発見」(読売新聞朝刊(全国版)・文化欄、単著、2015年3月31日)

〔関連記事報道〕
・朝日新聞朝刊(全国版、2015年3月25日)
・読売新聞朝刊(関東、関西、北九州版、2015年3月25日)
・毎日新聞朝刊(全国版、2015年3月25日)
・東奥日報、陸奥新報(朝刊、2015年3月25日)
・NHK弘前、青森ニュース報道(2015年3月25日)
・NHKニュース全国報道、共同通信(2015年3月26日)

中国日本文学研究会 第14回全国大会及び国際学術シンポジウム
(中国・広東外語外貿大学、広州市)―大江健三郎分会場:座長(2014年8月20~22日)

日本近代文学会、日本文学協会、中国文芸研究会他

中国留日同学会優秀論文賞

日本学術振興会特別研究員等審査会専門委員及び国際事業委員会書面審査員
(2011年8月~2012年7月、2012年8月~2013年7月)

研究テーマ

大江健三郎と戦後文学

 大江健三郎の作家生涯の中で、二十代の後半で書いた『個人的な体験』、三十代の終わりに書いた『万延元年のフットボール』、そして四十代の半ばで書いた『同時代ゲーム』は、共に大江文学の転換点だったのである。『万延元年のフットボール』は、故郷の森にあった出来事を素材にした、いわば村=国家=小宇宙という共同社会が初めて登場してきた小説であると思われる。「小宇宙」とは、ミクロ・コスモス、人間のことである。それは、国家よりも人間が最も大切であるという思想である。この思想は、勿論、恩師渡辺一夫のユマニスム精神に基づいたものである。
 大江文学の特徴を考える場合、その独特な文体に触れる必要がある。大江の文体特徴は、彼の文学表現や同時代に対する、或いは未来に対する想像力とも深く関わっているのである。作家埴谷雄高は、「核時代の文学の力  大江健三郎について」の中で、大江健三郎の内部にある混沌たる力を、不思議な閃光を放つ「内燃機関」である、といかにもSF的な表現で形容している。つまり、それは≪人類がはじめて自己の内部で何かが燃焼していることをふと自覚した最初の原始の装置でもあり、また、この世にありとある「すべて」を推進力に転化すべき可燃性材質として「無限動力」ふうに引き受けてしまう一種未来的でもあるいわば「超」新型の内燃機関、に向きあっている》、「大江健三郎を語ることは、取りも直さず戦後三分の一世紀の日本文学について語ることだろう」とも述べている。大江健三郎を語ることの重要性が端的に言い表されていると思う。



オススメの本

大江健三郎の本

・大江健三郎同時代論集(全10巻、岩波書店)
・核時代の想像力(新潮選書)
・言い難き嘆きもて(講談社)
・「読む人間 読書講義」(集英社)
・「話して考える」と「書いて考える」(集英社文庫)

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