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科目一覧・科目概要

(1)履修基準

日本文学専攻における履修基準(最低修得単位数)は、次の通りです。
1.修士課程修了に要する合計単位数は30単位です。
2.課題研究は、課題研究Ⅰ(1年次、4単位)、課題研究Ⅱ(2年次、4単位)となっています。 いずれも必修科目です。

授業科目・講義等概要

日本文学特論科目等(選択必修)  6単位以上
科目名 単位 講義等概要
日本文学特論Ⅰ(古代文学) 2単位 『古事記』と『源氏物語』の枯野琴と国栖奏の条を精読し、そこに山人と海人の生業、王権への服属、物語化を読み取る。
日本文学特論Ⅱ(中世文学) 2単位 中世の古典文学作品から、特に絵巻物を用いながら、当時の人々がどのような考え方をして生きていたのかを探る。現代と共通する点もあり、また違う点もある。古典文学作品の中から、中世の人々の考え方のわかるモチーフやテーマを取り上げ、深める。特に、夢・吉備真備・人造人間・応天門の変などについても考える。
日本文学特論Ⅲ(近世文学) 2単位
テーマ:江戸文化と文学と言語表現
江戸文化爛熟の化政期に生まれた作品を読解・鑑賞しつつ、作品とそれを生み出す社会的背景を考察する。その具体的作品として、化政期の口語を反映する歌舞伎脚本『東海道四谷怪談』をとりあげ、その受容と影響の大きさを考える。
日本文学特論Ⅳ(近現代文学) 2単位 大江健三郎初期の作品を中心に、〈谷間〉と大江文学の関係について講義する。10歳の時に日本の敗戦を経験した大江健三郎は、初期の作品に於いて戦前の「絶対天皇制」という価値観の崩壊を、「内面の崩壊」として捉え、みずみずしい感性で戦時下の少年時代の体験を作品に描いた。大江文学の原点は〈谷間〉にあると言っても過言ではない。〈谷間〉はいわば大江自身の少年時代を過ごした舞台でもある。そこに彼自身の経験した戦争時代のことが書かれており、または小説にフィクションの世界として語られている。大江文学の想像力は〈谷間〉と切っても切れない関係にある。
日本語学特論(日本語学) 2単位
テーマ:『遊仙窟』の訓読
奈良時代に伝来した唐代の伝記小説『遊仙窟』が、どのように受容・摂取され、日本の文学・語学にいかなる影響を与えたか、具体的資料に基づいて考察する。
また、古来難解とされた遊仙窟の文章、語彙が、当時の日本人にどのように理解され、訓練に反映されたか、それらを検討することによって、当時の人々がどのように解読しようとしたか、その訓詁のありかたを考察する。
日本文法特論(日本語学) 2単位
テーマ:古代語から近代語への文法・語法の変化
中世から近世の話しことばを中心に、文法、語法等の事象について、具体的資料に基づいて考察する。
その資料として『醒酔笑』を読むが、これには会話も多く、この時期の話しことばが反映され、言語資料として価値が高いものである。また内容的には笑話が主で、落語の祖の一つでもあり親しめるものである。
民俗学特論 2単位
キーワード:民俗学・伝説
日本の伝説を取り上げて、話の形式や地域性に注意しつつ、いかに語られてきたかを捉えていく。
民俗芸能特論 2単位
キーワード:民俗芸能・日本文化
日本の代表的な民俗芸能を取り上げて、その特質を考える。
事例に沿いながら、その芸能がいかに伝承されてきたかについて明らかにする。
関連科目(選択必修)  4単位以上
科目名 単位 講義等概要
漢文学特論(漢文学) 2単位 漢語の基礎知識と語法を学んだ後、日本で愛読された、訓点つきの注釈書を読んで、漢詩・漢文に対する理解を深める。
伝承文学特論 2単位
キーワード:伝承文学・古代文学
伝承に基づく作品を扱って、正確に読み解いていき、その背景にある伝承世界を理解する。特に、『古事記』のヤマトタケル物語を取り上げて、文脈に沿いながら読みを深めたい。
地域文学特論 2単位
キーワード:遠野物語・地域文学
柳田国男の『遠野物語』を取り上げて、背景を考えながら話の意味を捉えていく。その上で本作品の特質について考える。
地域史特論 2単位 この講義は、弘前藩政史を概説して、歴史の流れを把握させた後に、弘前藩の町人の生活について述べる。
地域メディア特論 2単位
キーワード:情報発信力
情報が氾濫するネット社会において、情報の精査、整理、企画、編集する力と、地域の特色を理解し、完成度が高く、グローバルな視野をもった魅力ある情報を企画、発信する力を養う。また、多様化するメディアを理解し、出版、編集の基本を学び、メディアを担う人材の育成を図る。
日本文学演習科目等(選択必修)  6単位以上
科目名 単位 講義等概要
日本文学演習Ⅰ(古代文学) 2単位 『万葉集』の巻一・二は最も中核的な歌集で、勅撰集ともいわれている。このうち、宮廷の公的な儀礼で歌われた歌を中心にした巻一の雑歌は、大和王権の中枢になっている。この雑歌を時代的背景に基づいて解釈していく。
日本文学演習Ⅳ(近・現代文学) 2単位 《昭和期の文学》小説の方法という点で昭和期を代表する小説作品(「濹東綺談」1937、「人間失格」1948、「豊穣の海」1965-1971)とそれに対する分厚い研究論文群を精読する。
日本語学演習(日本語学) 2単位
キーワード:江戸時代の言語文化、江戸語、上方語、地域語
テーマ:歴史言語における規範・標準と、変異
    ―近世の江戸と、北奧・津軽のことば―
中央は、地方をどのようにみていたか、
地方は、中央を、また地方をどのようにみていたか。
具体的な資料を探索し、言語・表現の位相から双方の見方を明らかにしていく。
民俗芸能演習 2単位
キーワード:民俗芸能・日本文化
演習形式により、民俗芸能に関する先行研究を取り上げて、そこから民俗芸能研究の問題点を探る。また、調査方法を学んだ上で受講者自らが調査報告し、類例との比較を通してその芸能の位置づけを行い、レポートにまとめる。
課題研究科目(必修)  8単位
科目名 単位 講義等概要
課題研究Ⅰ 4単位 大学院学生各自が自らの問題意識に基づいて設定した研究テーマに対して、専門的かつ創造的な研究をすることができ、また各自の能力を十分に発揮できるように個別指導を行う。
課題研究Ⅱ 4単位 課題研究Ⅰの指導の上に立って、大学院生がより広い人文学的教養と高度の専門的知識を備え、各自の研究テーマに基づく研究を更に深められるように個別指導を行う。また、その成果として、学会などで口頭発表をした後、それに基づいて学会誌などに投稿することができる程度に独創的な修士学位論文の完成を目指す。
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