「4年間は、長いようで、あっという間だった」という言葉を、学生生活が残り少なくなった4年生から毎年のように聞きます。教員である私も、学生時代にそのように感じました。では、その「長いようで、あっという間」の4年間をどう過ごすのか。この問いに対する答えは決まっています。「よく学び、よく遊べ!」です。 「遊ぶ」の方はともかく、よく「学ぶ」ためにはどうしたらよいのか。この「学ぶ」についての学びを行っているのが、このゼミです。具体的には、文章の読み方、文章の書き方、発表の仕方、また物事を捉え方といったことを、文献講読や発表を通して学んでいます。 このような学びにおける基本的な作法は、勉強をしていれば自然と身につくものだというふうに考える人もいるかもしれません。たしかにそういう面がないわけではないのですが、実際のところは案外難しいものです。そして、なんといっても4年間は「あっという間」です。 基礎的な力は、早いうちに身につけて、その後の学びをより深く味わった方が、学生生活は充実したものになるでしょう。 というわけで、このゼミでは、大学に入学したばかりの1年生が、自分の知力によって未来を開いていけるようになることを願って、学びについての学びを、顔の見える距離感の中で行っています。(藤岡真之)
≪ゼミ生の声≫ 私たちのゼミは、活発に意見を出す人が多く、笑いが絶えません。様々な価値観を知り、自分の視野を広げることのできる良き場です。(M. O ) このゼミでは、大学生に必要な姿勢を学ぶことができます。(Y. S )
※次号は、北村ゼミにバトンを渡します。