インクルーシブ教育システムの推進や高等学校における通級による指導の開始など、障害を有する児童生徒にかかわる教育制度が大きく変わろうとしています。
そこで、今年度の専門演習Ⅰのテーマに「特別支援教育」を取り上げました。
はじめに、特別支援教育の基本的な考え方を理解してもらうために、「特別支援教育の推進について」、「強制社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)」などに目を通してもらい、そのうえで、三重大学の栗田季佳(くりた ときか)先生の「あなたは障害者をどう思いますか? 身近な問題としての偏見や差別」¹⁾の輪読からスタートしました。今は、映画にもなった『「みんなの学校」が教えてくれたこと 学び合いと育ち合いを見届けた3290日』²⁾を読み進めているところです。
夏季休業後には、特別支援教育や共生社会とバリアフリー、障害者差別解消法と合理的配慮などについて、ゼミ生一人一人が個別テーマを設定して追究していく予定です。
ところで、私たちのゼミには、隠れたテーマがあります。それは、「安価でおいしい津軽のお菓子を見つけよう」です。もちろん、見つけるだけでなく、存分に堪能するのは言うまでもありません。議論を深めるための重要なエネルギー補給です。
さて、さて、今日の津軽銘菓は何にしましょうか・・・。
1)栗田季佳(2017)「あなたは障害者をどう思いますか? 身近な問題としての偏見や差別」 サイナビ!ブックレットVol.14.
2)木村泰子(2015)『「みんなの学校」が教えてくれたこと 学び合いと育ち合いを見届けた3290日』小学館.
※次号は、佐藤眞一ゼミにバトンを渡します。