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10月4日 認知症サポーター養成講座を終えて

 昨年度に引き続き、今年度も10月4日(水)に認知症サポーターキャラバンメイト(弘前愛成会病院認知症疾患医療センターの精神保健福祉士、看護師等)よる認知症サポーター養成講座を開催しました。対象者は、精神保健学を学んでいる学生を中心に行いました。
 現在、認知症サポーターは全国に約713万人(平成27年12月末現在)おり、地域において認知症の方が穏やかに生活するための見守りや環境整備に尽力されています。
 今回の講座のねらいは、学生という若い人たちに認知症高齢者に対する正しい理解と、対応方法について学ぶことでした。主な講義内容は、①認知症とは、どのようなものか②認知症の症状について(中核症状と周辺症状) ③認知症の診断や治療について④認知症予防について⑤認知症の方に接する時の心構えと介護者の気持ちの理解について⑥認知症サポーターにできることとは何かでした。また、講座後半では、寸劇を通して認知症高齢者に対するかかわり方のよい例や悪い例について紹介されていました。 学生にも寸劇に飛び入り参加してもらい、ワークショップ方式で指導を受けました。
 さて、認知症サポーターになったからといって、何かをしなければならないということはありません。サポーターは認知症を正しく理解し、認知症の人や、その人を取り巻く家族の良き理解者たりうる存在です。サポーター各自が出来る範囲での活動でも構わないのです。
 今後は「地域包括ケアシステム」という、公的サービスを地域住民のニーズに応じて関係者が連携・協力し、中学校圏域を単位とした医療・介護等多職種が協働するシステムの構築がますます進んでいくことも理解しました。
 最後に、受講した学生には、地域活性の担い手、リーダーとして期待されており、頑張ってほしいと願っているところです。(社会福祉学部:葛西久志)

 

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認知症サポーターキャラバンメイトからの講義

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寸劇に飛び入り参加した学生


 

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