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日本キリスト教社会福祉学会第58回大会をヒロガクで盛会に開催!

                 学会の様子をご覧ください。

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 日本キリスト教社会福祉学会第58回大会を、本学で行う(2017年6月23・24日)ことが決定したのは、一昨年のこの学会の56回大会においてでした。本学会は、社会福祉系の学会の中でも、歴史が古く、また歴代のメンバーの中には、竹内愛二、島田啓一郎といった社会福祉の世界では、非常に知られた人物がおられ、現在も阿部志郎先生がおられるように、会自体としては小さいながら、社会福祉の世界では大きな存在としてあります。しかも、本学会は、日本の諸学会の中では珍しく、国際的にも広く知られた存在であり、韓国等のアジアとの交流はもちろん、欧米のキリスト教社会福祉学会とも繋がりを持った存在として、異彩を放っています。
 この2年の間に準備を進めてまいりましたが、本当に手探りであり、どうしたらいいのわからないまま準備を重ねてきたのが、我々の実情でした。しかし、そのような中にありながら、今回の大会は、参加した皆様にとって、非常に思い出の深いものとなることができたと思っております。これは、何も我田引水の評価ではなく、会う皆様ごとに、本当によかったよと感動を語られたことを忘れることができません。
 当初、この北の地で行う学会ですから、例えば、昨年は関西学院大学で120名あまりの参加者を集めての大会が開かれたのですが、どう考えても80名前後の参加者があれば、まあ順当なところだろうと思っていました。ところが、実際に開けてみますと、130名を超えるという大きな大会を開くことができました。その中には、20名以上の地元の方々の参加が大きな力となっています。本当に感謝なことです。
 さらに、内容的にも、阿部志郎先生の基調講演、精神障害を持った方々による当事者研究を前面に押し出しておられる浦河ベテルの向谷地先生と津久井やまゆり園の事件で、支援協議会が持つ意味を提示された鈴木先生、東日本大震災における共生をテーマとされた都築先生の三人による、シンポジウム、2つの分科会での発表と、初日の学問的報告のみでも、実に多くの学ぶべき内容がありました。
 また、翌日は、日本のキリスト教の歴史においても、非常に価値のある日本キリスト教団弘前教会において大会を行ったことに、参加した皆様が本当に感激してくださったことは、代えることのできない恵みでした。さらには、阿保理事長の本田庸一の教育について、また津軽の福祉のために働く先生方によるパネルディスカッションは、質問は出ないだろうとの予測のもと、パネラーで回そうとした我々の意図に反して、むしろ質問をしたいとの思いを皆さんからいただき感謝に堪えません。
 最後のツアーも多くても各コース10人前後、悪くすれば一けたと見ていた我々の予想を大きく裏切り、総勢38名という大所帯で巡らせていただきました。第一コースは、地元に密着した福祉施設群、さらには森のイスキア、第2コースは弘前の教会群から、聖愛・東義に至る、弘前のキリスト教の歴史に触れる旅を満喫していただきました。皆様から、篤い感謝の言葉をいただき、本当に恵まれた2日間だったと言えるでしょう。                                報告者:柘植秀通

 

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