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ピアサポーター研修に参加して

 

ピアサポーター研修に参加して
~同じ目線に立つ関わりの重要性~

社会福祉学部社会福祉学科4年
14W055 三上 友莉香

 10月7日に学祭プレ企画として株式会社つがるねっと主催の「ピアサポーター養成研修」に参加させて頂きました。講師は聖学院大学の相川章子教授と障害者相談支援事業所てれんこの相談支援員・川村有紀氏です。研修では川村氏のリカバリーストーリー(病気や障害に囚われない自分らしい生き方の語り)をもとにピア(仲間・対等者)としての関わりの視点を学びました。川村氏はご自身が精神疾患を経験したことから、当事者がどのような関わりを求めているのか、ピアサポーターとして働くためには働く環境の整備が必要であることを教えてくださいました。
 私は今年精神科病院と地域活動支援センターにて精神保健福祉実習をさせて頂きました。その中ではこの地域で暮らす当事者や支援者、地域の人々との関わりの中で、さまざまな思いに触れました。その関わりを通して誰もが自分らしく生活できる環境を当事者とともにつくることのできる支援者になりたいと感じました。今回の研修を通し、対等な関わりは支援者としても必要であることの再認識と、より当事者の気持ちに寄り添った支援を考えられる存在としてピアサポーターが必要なのだと学ばせていただきました。
 研修の中で相川教授が「リカバリーストーリーを聴くことで『自分も話してみたい』という思いが伝染していく」とお話されていました。実際に研修に参加していた当事者は「私もこんな体験をしました」「誰かに話せるってすごいな、自分にもできるかな」「もし機会があるなら話してみたい」と語り合っていました。思いが伝染していくのを感じる中で、このように当事者が自らの体験や思いを他者に伝える場や機会を作っていくことも専門職には求められているのではないかと感じました。
 今回の研修で得た学びを活かし、ピアとしての関わりの視点や当事者が求めるものは何かを考えながら当事者と向き合っていくことができるようになりたいと感じる一日でした。

 

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(聖学院大学相川教授、相談支援員川村有紀氏)

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(参加者全員での記念写真)

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