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認知症サポーター養成講座を受講しました。

認知症徘徊模擬訓練を終えて

 

                      ヒロサキインクルージョンネットワーク
                          社会福祉学部3年 工藤桜佳
 10月13日にヒロガクインクルージョンネットワークと弘前市第三地域包括支援センター(以下、第三包括)と協働し、「認知症徘徊模擬訓練(以下、模擬訓練)」を行った。 今年度から活動を始めた同好会であるヒロガクインクルージョンネットワークに第三包括の方から声をかけて頂き、学生と第三包括のスタッフのみなさんと一緒に計画を進め、 大学を会場に訓練を行った。事前の準備では、名簿作成やパンフレット作成、日程調整、学生への声がけ等役割分担をし、何度も包括の方と打ち合わせを重ね本番を迎えることができた。
 当日は、まず認知症サポーター養成講座を受講し、認知症についての理解や支援について座学で学んだ上で、模擬訓練を行った。 昨年に大学の講義で認知症サポーター養成講座を受講し実際に声掛けの体験をしていたことから、自分の中で少しできるのではないかという気持ちがあった。しかし、いざ模擬訓練が始まり声をかけると、 挨拶や自分のことを名乗ることまでは順調にいったが、そのあとどのように声掛けをして、どこの機関に繋げばよいのか、その判断が難しかった。また、言葉遣いや言葉の言い回し、 どのように会話を掘り下げていくのかも難しかった。その時に、講座で学んだ「見る」「話す」「触れる」の3つのポイントを意識し、行先まで一緒に行くことや地域包括支援センターや警察に繋ぐということを思い出し、 声掛けをした。終わった後に、モデル徘徊者の方に、優しい口調で話しかけてもらって安心できたと言われたときはとても嬉しかった。徘徊※している方は目的場所があると勘違いしていたので、 不安な気持ちで恥ずかしくて人に道を聞くことができない方もいると知り、笑顔や優しい言葉遣い等で安心感を与えられるような声掛けを普段の生活から心掛け、いざ実際に地域において困っている方を見つけたら勇気を出して声をかけてみようと思った。 また4人のモデル徘徊者の方に声掛けの体験をしたが、全員タイプが異なり、1人1人に合った声掛けをしなければならないとも感じ、認知症の方は全員が同じ症状が出るのではないと感じた。
 今後ますます高齢化が進み、認知症の方が増える可能性があるが、地域共生社会を実現するには社会福祉を学ぶ学生だけではなく、地域に住んでいる方が認知症について正しい知識を持ち、 徘徊をしている高齢者がいても適切な機関に繋がる地域を作ることが大切であると思った。その地域作りの第一歩として、社会福祉を学んでいる私たちが認知症について、 徘徊している方に対しての声掛けの仕方、地域包括支援センターの役割について今回改めて理解を深めることが出来、実践形式で楽しく学ぶことが出来た。今後は、講座やイベントを受講するだけでなく、 第三包括の方々や地域の方々と一緒に、地域課題を共有し、課題解決にむけて主体的に取り組んでいきたい。

 

        認知症サポーター養成講座

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         徘徊模擬訓練

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