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看護学部、田中真実講師が「学術交流優秀賞」を受賞しました。

2019年11月20日


本学看護学部、田中真実講師が2019年8月2日に名古屋大学野依記念学術交流館で開催された第61回日本平滑筋学会総会で「学術交流優秀賞(ポスター賞)」を受賞されました。

【研究のタイトル】
 「冠攣縮性狭心症患者由来iPS細胞を用いた病態の解明; p122RhoGAP/ DLC-1 と phospholipase C の役割」

冠攣縮性狭心症とは、心臓の表面を走行する比較的太い冠動脈が一過性に異常に過収縮を起こし心筋虚血を生じる病態で、胸痛や圧迫感などの症状を引き起こし、その危険因子として、喫煙、不眠、過労、ストレスおよびアルコールの飲みすぎなどがあります。本研究は、iPS細胞の革新的技術を用い、冠攣縮性狭心症患者由来iPS細胞から作製した平滑筋細胞を使用し収縮の評価を行い、その結果、細胞内へのカルシウム流入が亢進しイオンチャネル(TRPC6)が影響していることを初めて証明した研究です。

研究自体は、田中真実講師の前任地であった弘前大学大学院医学研究科 循環器腎臓内科学講座で行ったものでありますが、現在も研究が継続しています。本研究結果は臨床現場に還元されるものと考えられ、歴史のある本学会での受賞は田中真実講師のみならず本学にとっても誇りとするところであると感じております。
 
                                     弘前学院大学 学長 吉岡 利忠


 


        田中真実講師

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