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第四走者 3年生 丸山ゼミ

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丸山研究室に於いてハイポーズ!

 3年生の丸山ゼミでは、『日本の貧困問題』を主たるテーマとしています。日本は約6人に1人が「相対的貧困」状態と言われています。豊かな社会と言われる中で拡がっている貧困とは何であるか、貧困を撲滅するにはどのような課題が横たわっているのか、問題提起をしながらゼミ生と討論を行っています。その中からゼミ生ごとに関心の高いテーマを選び、自ら課題解決に向けた探求を模索しています。自ら探求するというのが、ゼミの醍醐味と言えるでしょう。今回は、ゼミ生から現在の取り組みの一部をご紹介したいと思います。

 ゼミ生15W001 赤平奈南さん: 私たちは、貧困問題とそれに対応する公的扶助の制度に関する文献を読んだり、メンバー間で話し合いをしたりしています。貧困問題は、ニュースなどで大きく取り上げられることが多いとは言えませんが、私たちの生活に非常に関係のある問題です。困っている人の裏には実は貧困問題が潜んでいることも多く、私たちが目を逸らせない重要な課題であると考えます。このゼミは、貧困対策の制度や現在の日本の状況を知るきっかけにもなります。ゼミのメンバー同士での話し合いは、他の人の意見を聞くことで、様々な視点から貧困に関して考えるきっかけになります。私は現在、生活保護費の使い道の許容範囲に関して知りたいと考えています。例えば、生活保護費を使ってギャンブルをしたり、タバコを買ったりすることは、生活保護を受給していない人は許容できるのか。許容できるかできないかの判断は何で決まるのか、境目があるとするならばどこまでが許容できる範囲なのかなどを知るために調査を行いたいと考えています。生活保護を受給する人としない人の思いのズレと、そのズレを小さくする方法を知りたいと考えています。
 ゼミ生15W017 佐々木ひかるさん: 丸山ゼミでは高齢者や若い世代などの貧困の問題や公的扶助についていろんな文献を使いながら学んでいます。普段の講義では分からないところを学ぶことができ、興味をもったところは自分で調べ理解を深めています。また、調べる力やプレゼンテーションの力がつくのでとても身になります。このゼミでは先生を含め三人と少ないですが、議論し合いながら共に学びを深め合うことができ、楽しみながら行っています。今後は私が気になる子供の貧困について、どのような問題があり、その問題を解決していくための施策などについて調べ発表していく予定です。

 

※次号は、柘植ゼミにバトンを渡します。

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