HOME  > 学部・学科案内 > 社会福祉学部 > 教員の研究紹介リレー > 社会福祉学部専任教員の研究紹介 その8 西東 克介 先生

社会福祉学部専任教員の研究紹介 その8 西東 克介 先生

~教育行政に関する研究~  

 社会福祉学部専任教員の研究紹介シリーズとして、第8弾は学部長インタビューでお届けします。
                             報告者 社会福祉学部長 石田 和男

石田: 西東先生は教育行政学がご専門だと思います。教育行政と言っても幅広く、「日米の教育長・教育委員会制度、教育長をはじめとした教育関係者の専門性」の視座から研究を進められているとのことですね。 具体的にどのような研究を進められているか教えて頂けますか。

西東: 私の大学院での専門は政治学です。その中で行政学を専攻していました。修士課程 の初めからずっと教育行政を研究しています。これまでの研究の集大成として、教育行政 ・学校という組織と専門職の構造、この構造の中で、いじめ問題の予防と発生時の対応に いかにして専門職と組織が取り組むべきかを研究しています。

石田:教育学者にも教育行政学を専門にしている研究者がいるわけですが、両者の融合や主張の違い等についてお聞かせいただけますか。

西東: 私が大学院生の頃、政治学研究者には教育行政を研究している人は誰もいませんでした。教育学研究者の他には、法律学者の中に教育行政を研究している人がいましたし、 現在もいます。私は政治学関係の学会に所属しながら、教育学者がほとんどの教育行政関係の学会にも所属しています。理由はわかりませんが、20年ぐらい前から、教育学を専 攻する教育行政学者が政治学関係の学会に入ってきました。私の個人的見解ですが、これは、おそらく、教育行政研究は、「教育と政治や行政との関係」を抜きにしては、 前進できないとの判断ではないでしょうか。私のこれまで書いてきた論文のサブテーマは、すべてこれです。

石田: 西東先生は「青森県明るい選挙推進協会会長」としても活躍されていますね。クリーンな選挙と、18歳選挙権のスタートによる若年者の投票率向上対策の為の普及入発にも尽力されておられますね。

西東:はい。

石田:貴重なお話を頂きありがとうございました。最後に、西東先生の最近の研究成果と社会貢献活動を教えて頂けますか。

西東: 論文としては以下のものがあります。 ・「教育行政「専門職」の自律性と組織運営―専門性・レスポンシビティ・アドミニスト レーションの関係―」『青森法政論叢』第19 号、2018 年。 ・「第10 章戦後我が国教育委員会制度の「分離」と「統合」」土岐寛編著『行政と地方 自治の現在』北樹出版、2015 年。 ・「集団主義文化下のいじめ問題・学校組織・教育行政官僚制の関係」『青森法政論叢』 第14 号、2013 年。 社会的貢献活動としては以下のものがあります。 ・平成29 年9 月9 日弘前学院大学学園祭で、「政治のスタートは住民の意見から」と題してシンポジウム開催。パネリストは、高校生2名、市議会議員、県議会議員、青年会議 所理事長。基調講演とコーディネーターを西東が務めました。 ・平成29 年9 月22 日青森放送(ラジオ)の「選挙速報」にコメンテーターとして」出演しました。 ・平成29 年9 月28 日弘前学院大学地域総合文化研究所主催「2020 年オリンピック招致 と地域活性化」と題して講演会を開催。招致の中心となった産経新聞社石元悠生氏をメ イン講師、西東がサブ講師を務めました。 ・平成30 年1 月平川市長選討論会のコーディネーターを務めました。 ・平成30 年3月弘前市長選討論会のコーディネーターを務めました。

石田:引き続き頑張ってください。

西東:ありがとうございました。

syokai8.jpg"

 


学部・学科案内
学部・学科案内
生涯学習を支援します。 各制度をご利用ください。