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2018(平成30)年度 入学式式辞

2018(平成30)年4月4日(水曜日)午前10時より

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 この度、文学部(第48回)、社会福祉学部(第20回)、看護学部(第14回)、大学院社会福祉学研究科修士課程(第16回)および大学院文学研究科修士課程(第14回)、修士課程の5名を加えて総勢216名の皆さまを弘前学院大学にお迎えすることができました。 本学教職員を代表いたしまして心よりお喜び申し上げます。また、保護者の皆さまにおかれましてもお子様達への教育とこれまで立派に育てあげられたことに対し敬服いたしております。
 現在、本学では耐震工事や改築・新築工事が進められております。お足元が悪い中、本日の入学式にお集まり頂き誠にありがとうございます。皆様は本学での新しい校舎での勉学も間近です。
 さて、全ての大学は大学における教育、研究、運営などについて外部からの評価を7年に1度受けなければなりません。本学も過去2回、14年間、本邦で最も古く権威ある大学基準協会から評価を受けてその認証を頂いてきております。 今回の認証評価ではいくつか指摘され、それらの点について来年4月までに改善報告書を提出し、必ずや高い評価を頂くことを新入生の皆さまや保護者の皆さまにお誓い申しあげます。
 大学には学位授与や単位認定の権利が与えられており、このことも含めて、皆さまには安心してご子息を本学にお任せ頂きたいと存じます。
 私たちはこれまで以上に一人ひとりの学生を大切にする教育、実習、演習に邁進いたしますので、是非、ご安心下さい。本学が謳う少人数教育、オーダーメード教育がそれを力強く後押しします。本学へは第一志望、第二志望、 第三志望あるいはさまざまな状況で入学されたと思いますが、大学の4年間、修士課程では2年間の中で素晴らしいヒロガク生を育てあげます。そして立派な社会人として旅立たせます。皆さまの先輩たちもそうでした。
 本学のスクールモットー、建学の精神は、畏神愛人、です。神を畏(おそ)れ敬(うやま)い、愛をもって他者に仕える人間になることを目指すという精神であり、毎日の活動の中にこの精神が流れております。教授会などさまざまな会議の冒頭、学生らによるイベントの際には必ず開催の祈祷(お祈り)から開始されます。また、毎週、木曜日の午前には礼拝堂で礼拝が厳かに執り行われています。
 本年は弘前学院が創立されて132年になります。弘前学院大学は短期大学開設から69年経過します。ご存じのように学校法人弘前学院は、聖愛中学校、聖愛高等学校、大学、大学院を擁し、規模こそ大きくはありませんが総合大学として高い評価を受けている高等教育機関であります。本学院からこれまでに約3万3千人という多くの先輩達が卒業し社会で活躍しております。その背景には先輩、先人らとの繋がりもあり、 また本日ご来賓の方々のご協力により各学部の就職率は毎年100%です。初年次から就職に関する大学としての対応と、学生の就職意欲・モチベーションを高める教育について教職員が一つになって進めている結果だと思います。
 国際化、情報化の急速な進展による社会構造の急変に即応するために身に付けるべき学力の3要素というのがあります。ここ数年、文部科学省からの要請もありますが、大きな教育改革が進んでおり、その一つ高校と大学を結ぶ改革、すなわち高大接続改革でありますが、この学力の3要素が基盤になるというわけです。3つの要素とは、第一に十分な知識・技能、第二にそれらを基盤にして答えが一つに定まらない問題に 解答を見出していく思考力、判断力、表現力などの能力、第三にこれらの基になる主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度です。大学入学前の高校生、保護者、高校教員にアンケートをとると、将来、社会で必要である能力は、主体性、実行力、発信力、起立性、課題・問題発見能力であり、仕事に対して前向きな姿勢、能動的姿勢がことさら必要になるということです。このような姿勢を身に付けるために、 本学では学生と教師が同じ目線で学習を進め、討論、議論が行われます。すなわち学生中心型教育、双方向授業です。それには少人数制教育が効果を発揮します。本学はオーダーメード教育を謳ってきており、一人ひとりの学生をよく教育できかつ評価することが可能となります。もちろん学生から教師への評価も行われその結果は教育に反映されます。私たちは責任を持って教育します。どうぞ保護者の皆さまに置かれましては安心して私ども教職員にお任せ下さい。
 また、本学は国際交流の面から、留学、海外研修にも力を入れております。アメリカの4大学、韓国の3大学、中国の2施設との姉妹校提携が結ばれており、国際的感覚を身に付けるために素晴らしい機会を得ることができます。現在も韓国や中国からの留学生も本学で勉強しております。
 本学では充実したキャンパスライフが楽しめます。部活はもとよりさまざまなイベントが企画されております。先ずは、4月6日~7日の一泊宿泊学習、リトリートと言います。これは教育の一環でもありますが、全新入生と全教員が各学部の企画で双方のコミュニケーションを得る良い機会になります。高校生を対象とする年5回のオープンキャンパスは学生主体で開催されます。 皆さまも参加されたのでないでしょうか。学祭、学園祭でありますが、学生、教員、職員もこぞって参加しております。
 また、弘前市内の6大学で結成している「大学コンソーシアム学都ひろさき(いしてまい)」は昨年設立10周年を迎え、記念シンポジウムが開催されました。市からの補助金も得て学生による地域活動支援事業、単位が認定される大学共通授業、市長との懇談、小冊子の発行は第3号になりますが防災編でした。 皆さんも是非、コンソーシアムにご参加下さい。また、弘前大学さんとは大学間で講義の単位互換も行っております。
 本日の入学式でも演奏して頂きましたが、ハンドベル・クワイアの奏でる旋律はこころが和みます。学内外で活躍しているこのグループにも、是非、ご参加いただきたいと思います。以上の大学から発信するさまざまなイベントはマスコミなどで報道されており、耳にし、目にするところです。
 色々なことを述べましたが、私どもの大学は一言で言いますと面倒見のよい大学です。ちなみに学長室のドアはいつでも開いております。どうぞ、気軽にお出で下さい。大学4年間あるいは修士課程の2年間はアッと言う間に過ぎてしまいます。思いっきり勉学に励みキャンパスライフを満喫して下さい。その後には素晴らしい人生が待っております。
 以上、私からの入学式式辞と致します。皆さまに神の思し召しを。
 God Bless You.  

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