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英語・英米文学科には「欧米文化関係科目」が配置されています。 この科目群は、欧米の歴史を学びたい人、世界で起きている現代の様々な出来事に関心を持つ人、あるいは世界の多様な文化、価値観について理解を深めたい人にとっては知的な刺激を与えるものです。 日本人にとって日本文化は身近で馴染み深いものですが、欧米文化となるとそうではありません。なにしろ、日本から遠い外国の文化、しかも古典古代から現代まで連綿と続く歴史の厚みがあるからです。しかし、そうした欧米文化の世界に踏み込んでいくことを怖れる必要はありません。 なぜなら、その世界へ突進していく武器として、私たちは英語という言語をすでに身につけているのですから。
英語をもとにして欧米文化についての理解を深めることにはどのようなメリットがあるのでしょうか。 まず言えることは、在学中に海外旅行や留学を希望する人にとって、その準備になるということです。異文化コミュニケーションのための基礎力を養うことに繋がります。 次に、大学卒業後、海外とりわけ欧米社会のなかで生活し、働きたいと思っている人にとっても役立ちます。日本とは異なる現地の文化を学ぶことによって、円滑なビジネスを進めることが出来るようになります。 最後に、たとえ海外へ飛び出していくつもりのない人にとっても、大量に日本へ輸入される欧米各種カルチャー(食文化、スポーツ文化、映画文化等)に接する際に、その文化背景を知ることは深くそれらを味わう点で有益です。
Posters of Exchange Student experiences
では具体的な科目を二、三取り上げてみましょう。 「欧米文化概論A」では、「紅茶」、「階級」、「パブリック・スクール」等のイギリス文化のキーワードについて、参加者が様々な文献を用いて調べ、プリントを作成し、授業中に口頭発表をします。他の参加者からの質問も容赦なく飛び出すので、発表者は十分な準備をしなければなりません。そうすることで、プレゼンテーションのスキルが向上し、人前で話す自信がつくでしょう。 また、「欧米文化概論B」では、古代から現代までの絵画、彫刻、建築等の作品について、時代背景や当時の社会機構にも目配せしながら鑑賞する眼を養います。この授業でも、参加者が或る作品(例えば、「ヴィーナスの誕生」、「地獄の門」、「ノートルダム大聖堂」)についてもテーマを設定し、調べたことをスライドを用いて発表します。発表以外にも、英語で書かれた美術に関する文献を読んだり、美術作品紹介のDVDを見る等して理解を深めます。 そして、少人数グループで行われている「欧米文化演習C、D」も魅力的です。そこでは、講義だけではなく、グループディスカッションや参加者が選んだ個別テーマ(「婚礼」、「映画」、「民族」、「季節の行事」、「音楽」、「食文化」、「祭日」等)に関する発表があります。この演習を通して、参加者は欧米文化と日本文化との本質的な違いを理解できるようになるでしょう。また、欧米文化に関する卒業論文を執筆したいと考える人にとっては、その良き準備となるでしょう。 教室の外でも欧米文化を知る機会があります。それは、夏のバーベキューパーティーと秋のハロウィーンパーティーです。
Halloween Party American BBQ
Salsa Day in Western Culture Ⅰ