弘前学院大学看護学部では、建学の精神である「畏神愛人」に基づく教育・研究を行い、豊かな人間性と深い教養をそなえ、高度の看護知識と技術に基づく科学的な看護実践能力を養い、広く人間社会の健康に寄与できる篤実有能な人材を育成することを目指しています。 本学では、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)及び教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、次に掲げる知識・技能や能力、意欲、適正をそなえた学生を求めています。
―姿勢・態度―
1. 人と触れ合うことが好きであり、人々の健康と生活を支える専門職を目指す意欲がある人
2. 大学生活を通して様々なことを自ら学ぶ姿勢を有している人
―知識・技能―
3. 入学後の学修に必要な基礎学力を有する人
4. 看護職として活躍していくためのコミュニケーション能力を身につける素地を有する人
―思考力・判断力・表現力―
5. 物事を論理的に考え、自分の考えを説明できる人
6. 他者に関心を持ち、多様な価値観を持つ人を尊重することができる人
―主体性・多様性・協働性―
7. 自ら力を発揮しながら様々な人と協力し、主体的に問題解決ができる人
8. 地域社会、国際社会に関心を持ち、貢献しようとする姿勢を有している人
看護教養科目20単位、看護基礎科目28単位、看護実践科目76単位の計124単位を習得し、 グローバルな視点と倫理観を培って豊かな人間性を養い、 深く人間を理解する基礎的能力、看護職としての社会的責務の自覚、看護実践に必要な科学的思考や研究的態度、根拠に基づいた総合的判断力、 医療従事者の中で主体的かつ協働して看護を実践できる能力を身に付けた学生に学位を授与します。また、看護師国家試験受験資格も付与します。 なお、保健師教育課程選択制の単位修得者には保健師国家試験受験資格も付与します。 看護学部の教育理念に基づき、所定の単位を修得し、次の能力を身に付けた学生に学士(看護学) の学位を授与します。
1.福音主義キリスト教精神に基づいた幅広い教養と豊かな人間性、高い倫理観を持ち、生命の尊厳を重んじた看護ができる。
2. 看護を必要としている一人ひとりの意思と独自性を尊重できる。
3. 専門的知識と技能を習得し、エビデンスに基づいた基礎的看護を実践する能力を身に付けている。
4. 社会の動向と医療・看護の進歩と変化に適切に対応できる能力を身に付けている。
5. 知的好奇心をもって、主体的に問題を見つけ、考え、解決に向けて継続的に学習する能力を身に付けている。
6. 医療チームの一員としての自らの役割を果たすために必要な協働と連携能力を身に付けている。
7. 多様な文化と価値観を尊重し、国際的な視野から、健康課題を捉える能力を身に付けている。
看護専門職としての知識と技能、および態度を修得できるように、教養科目、看護基礎科目、看護実践科目を3本柱とする体系的カリキュラム編成を行っています。 さらに、専門職業人を養成する看護系大学として、社会が求める看護ニーズに対応できるよう、初年次よりのキャリア教育を重視した科目の配置と教育内容の構成にて配置しています。 講義、演習、実習は教養科目から専門科目への漸次専門科目へと学生のレディネスを考慮した授業の進め方で配置しています。看護専門職としての観察力、総合的判断力、 と科学的根拠のもとに看護を実践できる能力の育成を行っています。また、看護職の資質として豊かな感性と人間性、社会性を培うことができるように教養科目を編成しています。 看護師のみならず、保健師国家試験受験科目、養護教諭(二種免許状)等の資格 取得にも対応しています。なお、助産師をめざす学生にはその基礎となる科目が配置されています。 看護学科ディプロマ・ポリシーに基づき、以下のようなカリキュラムを編成します。
1.カリキュラムは、「教養科目」「看護基礎科目」「看護実践科目」から構成されます。
2.人の支援に関わる専門職をめざすことから教養教育を充実し、自発的な能力開発が継続できる素養や研究能力の基礎を涵養できるよう専門科目および学びの集大成として「卒業研究」を配置します。
3.看護師・保健師・養護教諭(二種免許状)など、自らの将来像に動機づけられた学習ができるよう、初年次からキャリア教育を開始した上で、上位学年にそれらの専門性を追求する科目を配置します。
4.1年次、2年次、3年次前期には、コミュニケーション・スキル、数量的スキル、情報リテラシー、論理的思考力、問題解決力などの汎用的技能を修得できる科目を配置する。看護実践科目においては、根拠に基づいた実践力育成を重視し、領域ごとに実践論を強化する科目構成とします。
5.3年次後期〜4年次は、多様な健康レベルにある人を看護する実習を配置する。また、地域包括ケアシステムなどの新たな医療体制の仕組みに対応できるよう、生活支援活動を体験できる実習を配置します。
6.教育方法として、主体性とコミュニケーション能力を育成するために、地域活動および授業内での共同学習といった、多様で互恵的な学びの機会を設けます。
7.評価は、標準化された学習目標の到達度を適用し、専門職として必要な能力を基準に絶対評価とします。