地域共生社会の実現に向けて求められる①複合化・複雑化した課題を受け止める多機関の協働による包括的な相談支援体制の構築、②地域住民等が主体的に地域課題を把握して解決を試みる体制の構築に必要なソーシャルワークの機能を、社会福祉士として担うために必要な実践能力を養うことができるよう「養成カリキュラム」が改正されました。本学社会福祉学部においても令和3年度入学生から新カリキュラムを導入し養成教育に取り組んでおります。
社会福祉実習に関しては、地域における多様な福祉ニーズや多職種・多機関協働、社会資源の開発等の実態を学ぶことが出来るよう現行の180時間の実習を240時間に拡充しました。また、単に実習時間数を拡充するだけでなく、地域における多様な福祉ニーズ等の実態を複数の実習施設において学ぶことが出来るよう2段階<社会福祉実習Ⅰ(60時間)、社会福祉実習Ⅱ(180時間)>での積み上げとしました。
社会福祉実習は実習生受入れの契約を結ぶと共に厚生労働省東北厚生局に届け出された施設・機関等にて行うこととされています。実習施設・機関等については以下の多様な分野・領域があります。
高齢者福祉 |
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児童福祉 |
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障害福祉 |
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生活保護法施設 |
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福祉行政機関 |
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社会福祉協議会 |
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医療機関 |
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現代社会において精神保健福祉士が果たす役割は、精神障害者に対する援助のみならず、精神障害等によって日常生活又は社会生活に支援を必要とする者やメンタルヘルスの課題を抱える者への援助へと拡大しています。 たとえば、精神保健福祉士の配置・就労状況は、医療(病院・診療所)や福祉(障害福祉サービス等事業所)、保健行政機関のみならず、教育機関(各種学校)、司法(更生保護施設、刑務所等矯正施設)や産業・労働(ハローワークなど)への拡大がみられます。また、地域における住民主体の課題解決を試みる体制構築に必要なソーシャルワークの機能を精神保健福祉士として担うため、必要な実践力も求められるようになっています。こうした精神保健福祉士を取り巻く状況変化に的確に対応できる人材育成することを目的に「精神保健福祉士養成カリキュラム」が改正されました。本学社会福祉学部においても、令和3年度入学生から新カリキュラムを導入し養成教育に取り組んでおります。
精神保健福祉実習に関しては〈4年次: 210時間以上(7単位))〉が設定され、以下の本学と契約を結んだ実習施設・機関等で2回に分け(うち医療機関で90時間以上)実習を行うことにしております。これら複数の現場経験により、広い知識と実践力を身につけることを目指します。
精神科病院 | 青森県立つくしが丘病院、弘前愛成会病院、布施病院 浅虫温泉病院、芙蓉会病院、十和田済誠会病院 藤代健生病院、生協さくら病院、松平病院、東八戸病院 |
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自立訓練(生活訓練)事業所 | 自立訓練(生活訓練)事業所SUN |
地域活動支援センター | 障がい者生活支援センター「すみれ」、地域活動支援センターすばる、地域活動支援センター翔、地域活動支援センターラ・プリマベラ、地域活動支援センターアセンドハウス、地域活動支援センターぴあす |
特定相談支援事業所 | 指定相談支援事業所大石の里 |
障害福祉サービス事業 (就労継続支援A型・B型) |
つかのファーム |
多機能型サービス事業所 | ベルエポック |
生活介護事業所 | 生活介護事業所「花束」、訓練はばたけ |